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日本ジュエリークラフト

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デザインから最後の仕上げ、検査にいたるまで多くのクラフトマンやスタッフの手を経ているジュエリー製品ですが、今回は事実上の最終段階の技術である石どめにスポットを当ててご紹介します。

[石どめ]
ジュエリー製品において技術自体が最もストレートに目に見えるのはデザインそのものを別にすれば石止めでしょう。ここでは石止めの種類を紹介します。



メレダイヤ彫りとめ付き4本たて爪リング
  • 石止めの形式はすべて「何々止め」、と名前が付けられていますが、それらは「技法」と見かけ上の形式とに基づいています。
  • その技術は彫金と鍛金の応用と言えますが、当然ながら非常に細かい作業を要求されることと、すでにカットされた、変形したり傷つけることが許されない複数の石に合わせ、それらを生かすように作業すること、そして複雑で小さな曲面上の作業であることが難しいところです。
【彫りとめ、Pave Setting】 主として彫金の技術によるセッティングです。
「彫りとめ」と呼ばれているとめ方には技術的にも見かけの形態的にも色々な種類があり、それぞれ名前が付けられています。それらを明確に区別することは無理がありますが、見かけ上、おおよそ次のようになるようです。
1. メレダイヤが隙間なくならべられている
A. 線的 彫りとめ、マス止め
B. 面的 Pave setting
2. メレダイヤの間に地金の隙間がある
A. 光沢面 彫りとめ、マス止め
B. つや消し面 Pave setting
C. 飾り球がある Pave setting、アワ止め
D. 特殊なテクスチャー キラキラ止め等
3. メレダイヤ以上のやや大きな石を単独でとめる 五光止め、マス止め
(五光止め、キラキラ止め(彫り))
五光止めは4条または8条の星の光芒状の形をタガネで彫り、その中心にダイヤを止めます。

【覆輪止め、伏せこみ、爪止め】
主として彫金以外、すなわち鍛金、ヤスリ等の技術で止めるセッティングです。

覆輪止めは石に合わせてその周囲を取り巻いた地金を絞って伏せこみます。爪止めは、あらかじめ作られた地金の爪を石に合わせ、成型して止めます。
(メレダイヤの爪止め)大粒ダイヤ又は色石を取り巻く、1列また数列のメレダイヤの止めにはよく爪止めが用いられますが、彫り止め、またPave setting と同じ効果を持つ爪止めもあります。この種の爪止めは彫り止めに比べてどうしても爪が大きく、大味でルーズな部分ができてしまい、彫り止めの端正な美しさに欠けますが、時には石が重なるくらいに密にメレダイヤを止めることも出きるので豪華になります。また精巧な枠が得られにくいのも問題といえるでしょう。
【チョコ止め】
主としてブリリアントカットのダイヤを地金に埋め込み、ほんのわずかの地金で押さえ込みます。最小のメレダイヤから大粒のダイヤまで。
【クラフトマンからのメッセージ】
品質を決定付ける最終工程になりますので、引っ掛かりが無く身に付けやすい事 は勿論の事、デザインをより引き立たせ石が最も綺麗に見えるように心がけていま す。

クラフトマン
 Mr. Satou
石とめ及び撮影